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50年ぶりに愛媛に獣医学部新設

 岡山理科大学 獣医学部 開設決定


新たな獣医学部が2018年4月に誕生します。岡山理科大の獣医学部として、愛媛県今治市に開設が決定されました。
政府は、地域限定で規制緩和する国家戦略特区として愛媛県今治市に岡山理科大学獣医学部の新設を決定しました。
岡山理科大学獣医学部は獣医学科(定員160名)と獣医保健看護学科(定員60名)で構成されます。

ここでみなさんの疑問にQ&A方式でお答えしていきます。


なぜ愛媛県なの?

獣医学部がこれまでに四国に設立されておらず、慢性的な産業獣医師不足に悩まされていたからです。
また、人畜共通感染症や家畜、食料を通じた感染症の発生が国際的に広がり、獣医師の取り組むべきことが急激に増えている現状に対し、感染症防止の水際対策、多様な実験動物を利用した創薬などを期待されています。





これから獣医学部はどんどん増えますか?




しばらくは増えないでしょう。獣医学部新設には様々な課題があり、今回の新設も特区に設けるという手段を講じています。







なぜ獣医学部を増やさない?




獣医学部が増設されて定員が増えれば、入試の倍率が下がります。そのことにより、学生の質、つまり獣医師の質が下がることが懸念されています。また、毎年約1000人が獣医師となりますが、供給はこれで問題ないという見方が多数派です。問題はその分配であり、都市部への集中が課題と言えるでしょう。よって、獣医学部の増設に対して獣医業界は否定的な見方をとっています。






新設校の倍率はどうなる?




高倍率、高偏差値が予測されます。新設校には志願者が集中する傾向があります。東北薬科大に医学部が新設されたときの記事を貼っておきますのでご覧ください。しかし、隔年傾向というものがあり、その次年度からは倍率も落ち着くでしょう。





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